コンクリート工学年次大会2024(松山)

講演情報

第46回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » フレッシュコンクリート

フレッシュコンクリート

2024年6月26日(水) 15:20 〜 17:20 第1会場 (小展示室A)

座長:河合研至(土木),山本武志(建築)

[1150] MPS法によるビンガム流体標準物質のレオロジー定数の認証値に関する検証

清水寛太1, 東舟道裕亮2, 山田義智2, 森田浩史3 (1.フローリック 2.琉球大学 3.東洋建設)

キーワード:ビンガム流体標準物質、回転翼型粘度計、MPS法、レオロジー定数認証値、チクソトロピー性

本研究は,米国国立標準技術研究所で規格されたビンガム流体標準物質を対象として,十字羽根回転粘度計のレオロジー試験のMPS法による再現によりビンガム流体標準物質のレオロジー定数の認証値の妥当性を検証した。はじめに,平行平板間の流れを模した流動解析を行い,提案するMPS法の有用性を検証した。次に,このMPS法を用いて十字羽根回転粘度計によるレオロジー試験の再現を行った結果,解析結果は実測結果の傾向を概ね再現できたことから,レオロジー定数の認証値の妥当性が確認できた。また,十字羽根と試料との流体速度の関係に起因する疑似的なチクソトロピー性が生じることを確認した。