物性一般3/高流動コンクリート

[1154] 生産性向上に資する締固め不要コンクリートの実構造物への適用

松本修治¹, 荒川遥¹, 渡邉賢三¹, 橋本紳一郎² (1.鹿島建設 2.千葉工業大学)

キーワード：締固め不要コンクリート、配合設計手法、自己充填性、間隙通過性、材料分離抵抗性

コンクリート工における生産性向上の手段として高流動コンクリートの適用が考えられるが，コストや製造の繁雑さが課題となり，一般的なRC構造物への適用展開が進んでいないのが実状である。これらの課題に対し，筆者らは，安価で汎用的な締固め不要コンクリートの開発を進めている。本稿では，新しい評価試験方法を含む，締固め不要コンクリートの配合設計手法を提案し，実構造物に適用した評価結果に基づいて，その妥当性を明らかにした。