[1160] リング拘束加熱試験を用いた若材齢時における高強度コンクリートの爆裂性状評価
キーワード:高強度コンクリート、爆裂、爆裂リスク、リング拘束供試体、若材齢、引張ひずみ
本研究では,若材齢期における高強度コンクリートの高温爆裂リスクを評価するために,小型円筒電気炉を用いたリング拘束供試体の加熱試験を実施した。加熱試験材齢は4,9,24,43日とした。計測項目は内部温度と蒸気圧および拘束応力とした。熱応力に起因する爆裂評価のため爆裂時の引張ひずみを算出した。その結果,いずれの材齢においても爆裂が発生したが,材齢が経過するとともに爆裂規模が大きくなった。また,材齢の経過とともに爆裂時の引張ひずみも大きくなることが分かった。