[1161] Estimation of temperature distribution in concrete cross section and quantitative evaluation of heating efficiency under steam curing of precast products
Keywords:コンクリート製品、蒸気養生、熱伝達、水和熱、温度分布推定、積算温度、給熱効率
製品工場で行う蒸気養生中のコンクリート断面の温度分布およびその経時変化を定量的に評価できるように,一次元熱伝導方程式による数値計算で,時間増分の間を固定温度とする伝導熱とコンクリートの自己発熱とを合成して,コンクリート断面の温度分布を推定した。その結果,コンクリート温度の経時変化の推定値は実測温度を概ね近似し,コンクリートの積算温度に基づく強度評価に有効であることが分かった。また,蒸気養生の給熱量に対するコンクリートの熱応答量の比を給熱効率として表すことで,脱型時強度を満足する蒸気養生条件の最適化に関する指標を得ることができた。