[1176] THERMAL CRACKING RISK IN BOX CULVERT USING PARTIAL PRECAST MEMBERS
Keywords:ボックスカルバート、プレキャスト、温度ひび割れ、マスコンクリート
筆者らは,大型ボックスカルバートの側壁および頂版を部分的にプレキャスト部材に置き換える躯体構築工法を開発した。本工法はコンクリート標準示方書に示されるマスコンクリートに該当する場合があり,温度ひび割れが発生する可能性がある。本稿では本工法と場所打ちボックスカルバートを対象とした温度応力解析を行い,打込み時期,打込み高さとセメント種類による本工法における温度ひび割れリスクを確認した。その結果,本工法の温度ひび割れリスクは,中詰めコンクリートの水和熱を抑制し,内部拘束とプレキャスト部材による外部拘束の影響を小さくすることで場所打ちよりも小さくなる可能性があることが示された。