[1196] パーム椰子殻燃焼灰を使用したジオポリマーモルタルに関する基礎研究
キーワード:バイオマス燃焼灰、ジオポリマーモルタル、圧縮強度、流動性、CO2排出量削減
脱炭素社会構築への取り組みとして,沖縄県では2021年7月にバイオマス発電所(「沖縄うるまニューエナジー(株) 中城バイオマス発電所」)の運営が開始され,燃料にパーム椰子殻を使用し,年間6,000t~7,500tのバイオマス燃焼灰が排出されている。燃焼灰の有効利用として,コンクリート用混和材やバイオマス系泥土改質材へリサイクルされ,土木工事,農地改質,牛舎の敷料などに利活用されている。本研究では,燃焼灰のさらなる利活用を目指し,パーム椰子殻燃焼灰をベースとしたジオポリマーモルタルを対象に,強度特性,流動性,CO₂排出量の削減効果に関する基礎的検討を行い,良好な結果を得た。