コンクリート工学年次大会2024(松山)

講演情報

第46回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » ジオポリマー・アルカリ活性材料

ジオポリマー・アルカリ活性材料1

2024年6月28日(金) 09:00 〜 10:30 第1会場 (小展示室A)

座長:花岡大伸(土木),坂本英輔(建築)

[1196] パーム椰子殻燃焼灰を使用したジオポリマーモルタルに関する基礎研究

松本周作1, 富山潤1, 入仲良紀2, 謝花一成3 (1.琉球大学 2.那覇市役所 3.リュウクス)

キーワード:バイオマス燃焼灰、ジオポリマーモルタル、圧縮強度、流動性、CO2排出量削減

脱炭素社会構築への取り組みとして,沖縄県では2021年7月にバイオマス発電所(「沖縄うるまニューエナジー(株) 中城バイオマス発電所」)の運営が開始され,燃料にパーム椰子殻を使用し,年間6,000t~7,500tのバイオマス燃焼灰が排出されている。燃焼灰の有効利用として,コンクリート用混和材やバイオマス系泥土改質材へリサイクルされ,土木工事,農地改質,牛舎の敷料などに利活用されている。本研究では,燃焼灰のさらなる利活用を目指し,パーム椰子殻燃焼灰をベースとしたジオポリマーモルタルを対象に,強度特性,流動性,CO₂排出量の削減効果に関する基礎的検討を行い,良好な結果を得た。