コンクリート工学年次大会2024(松山)

講演情報

第46回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » ジオポリマー・アルカリ活性材料

ジオポリマー・アルカリ活性材料2

2024年6月28日(金) 10:50 〜 12:15 第1会場 (小展示室A)

座長:温品達也(土木),土屋直子(建築)

[1205] フレッシュジオポリマー中のシリカとアルミニウムイオンの溶出量と圧縮強度特性の関係性

伊東奈月1, 合田寛基1, 井上真樹2 (1.九州工業大学 2.ACDエスアイテック)

キーワード:ジオポリマー、アルカリ水比、シリカ水比、イオン溶出、圧縮強度、SEM、ICP

本研究では,フレッシュジオポリマー中に溶出したSi,Alイオンの量と,ジオポリマー硬化体の材料特性との相関性について,実験検討した。アルカリ溶液のアルカリ水比,シリカ水比,活性フィラー中の高炉スラグ微粉末混和率をパラメータとした。実験の結果,注水後10分時点において,フレッシュジオポリマー中へ新たに溶出するSiイオンは,アルカリ溶液由来のSiイオンと比較して極めて少ないことが明らかとなった。また,高炉スラグ微粉末混和率が増加するとAlイオン量も増加し,現時点で因果関係は不明であるが,フレッシュジオポリマー中に溶出するAlイオン量は圧縮強度に顕著に影響を及ぼすことが確認できた。