[1229] Basic study on rebar corrosion properties in concrete without portland cement
Keywords:自然電位、塩化物イオン濃度、低pH環境、chloride ion concentration、low ph environment、no portland cement、ポルトランドセメント不使用 half-cell potential
本検討ではポルトランドセメントを使用しない配(調)合(STC)を対象として鉄筋腐食性状の検討を行った。具体的には,材齢28日での20℃水中養生供試体強度が同程度となる,普通ポルトランドセメントのみを結合材としたコンクリート(NC)とSTCについて,鉄筋腐食促進試験により鉄筋腐食性状を比較した。その結果,NCでは鉄筋の腐食が進行し,STCでは腐食が進行しなかった。この理由として,STCの組織はNCよりも緻密であるため,低pH環境にあっても塩化物イオンをはじめとする腐食因子が浸透せず,鉄筋の腐食が進行しないことが確認された。