コンクリート工学年次大会2024(松山)

講演情報

第46回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 環境配慮型コンクリート(材料)

環境配慮型コンクリート(材料)3

2024年6月27日(木) 10:50 〜 12:15 第2会場 (小展示室B)

座長:金子樹(土木),栗原遼大(建築)

[1232] 高炉スラグ微粉末とカルシウム系刺激材を使用した環境配慮コンクリートの構造体コンクリート強度に関する実験的検討

加藤優志1, 渡邉悟士1, 山本佳城1, 黒岩秀介1 (1.大成建設)

キーワード:高炉スラグ微粉末、炭酸カルシウム粉末、構造体コンクリート強度、強度発現、有効材齢

高炉スラグ微粉末にカルシウム系刺激材を添加することで硬化させた環境配慮コンクリートと,さらに炭酸カルシウム粉末を添加した環境配慮コンクリートを対象に3シーズンの模擬部材製造を行い,コア供試体の強度発現,構造体強度補正値等を確認した。コア供試体の強度発現は,練上り温度や部材寸法による温度履歴の違いに関わらず,有効材齢を用いた一つの式で評価可能であることを確認した。また,構造体強度補正値₂₈S₉₁は,セメントを使用したコンクリートと大きな差はなく,通期で6N/mm²または3N/mm²とすることで構造体コンクリート強度を安全側に調合設計できると考えられた。