コンクリート工学年次大会2024(松山)

講演情報

第46回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 環境配慮型コンクリート(材料)

環境配慮型コンクリート(材料)4

2024年6月27日(木) 13:15 〜 15:00 第2会場 (小展示室B)

座長:伊藤正憲(土木),鹿毛忠継(建築)

[1237] 炭酸カリウム溶液による再生骨材および小型壁試験体へのCO₂固定化手法に関する検討

山﨑順二1, 荒木朗1, 林俊斉2, 鈴木好幸2 (1.淺沼組 2.安藤ハザマ)

キーワード:環境配慮型コンクリート、CO2固定、K2CO3、炭酸化、再生骨材、給水養生

本研究では,コンクリートのカーボンニュートラル化に資する技術として,コンクリートの使用材料および硬化後のコンクリートにCO₂を吸収・固定させる手法について検討している。本報では,炭酸カリウム溶液を用いて再生骨材にCO₂を固定化し,その再生骨材を用いたコンクリートの給水養生により硬化後にもCO₂を固定化させる手法について,小型壁試験体を作製して実験を行い検討した。実験の結果,透水性を高めたコンクリートに給水養生を行うことでCO₂の固定化が促進され,再生骨材への炭酸化と合わせて最大で59 kg/m³のCO₂固定量が得られた。