コンクリート工学年次大会2024(松山)

講演情報

第46回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 環境配慮型コンクリート(材料)

環境配慮型コンクリート(材料)5

2024年6月28日(金) 09:00 〜 10:30 第2会場 (小展示室B)

座長:川﨑佑磨(土木),荒巻卓見(建築)

[1243] 粒状化再生骨材を用いたポーラスコンクリートの物性評価

松尾真心1, 武田字浦1, 山内和宏2, 船尾孝好3 (1.明石工業高等専門学校 2.灰孝小野田レミコン 3.大阪兵庫生コンクリート工業組合)

キーワード:pHおよび六価クロム溶出量試験、粒状化再生骨材、ポーラスコンクリート

本研究では,残コン・戻りコンから製造された粒状化再生骨材,およびこの粒状化再生骨材を用いたポーラスコンクリートの物性を実験的に評価した。試験内容は,粒状化再生骨材の物性試験,ポーラスコンクリートの物性試験およびpH・六価クロム溶出量試験とした。その結果,粒状化再生骨材では付着モルタルの影響により吸水率が大きくなり,粒状化再生骨材を用いたポーラスコンクリートではpH・六価クロム溶出量が大きくなることが分かった。また,ポーラスコンクリートの空隙率と透水係数および圧縮強度には相関関係があり,骨材の粒径や空隙率の割合が影響を及ぼしていることが分かった。