コンクリート工学年次大会2024(松山)

講演情報

第46回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 環境配慮型コンクリート(材料)

環境配慮型コンクリート(材料)5

2024年6月28日(金) 09:00 〜 10:30 第2会場 (小展示室B)

座長:川﨑佑磨(土木),荒巻卓見(建築)

[1248] CO₂を作用させた模擬スラッジ水由来粉体の基礎的特性

清水成1, Lett Wai Nwe1, 上野敦1, 鎌田知久1 (1.東京都立大学)

キーワード:模擬スラッジ水、炭酸化、粒度、密度、活性度指数

本研究では,CO₂を固定した結合材の開発を目的に,スラッジ水中のカルシウムイオン,水和生成物および未水和セメントにCO₂を作用させて炭酸化カルシウムを含んだ粉末試料(Carbonated Sludge Powder:以下,CSP)の作製を行った。本研究では,作製したCSPの粉体特性および活性度指数を評価した。その結果,体積平均径13.1μm,密度2.55g/cm3であり,普通ポルトランドセメントよりも若干粒径の小さな粉体が得られた。結合材としての性能評価を目的に実施した15打フローと活性度指数の試験の結果,CSPを25%置換した配合において,15打フローの比0.91,材齢28日における活性度指数が92%の性質を有することが確認された。