コンクリート工学年次大会2024(松山)

講演情報

第46回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 環境配慮型コンクリート(材料)

環境配慮型コンクリート(材料)7

2024年6月28日(金) 13:15 〜 15:00 第2会場 (小展示室B)

座長:岩下健太郎(土木),椛山健二(建築)

[1256] 再生細骨材の高濃度CO₂による炭酸化方法に関する評価

谷田貝敦1, 吉野玲1, 安部弘康1, 石川伸介1 (1.安藤・間)

キーワード:再生細骨材、CO₂固定量、乾湿繰返し養生、C-S-H含有量、高濃度CO₂

CO₂の固定に関して高いポテンシャルを持つ再生細骨材を炭酸化して活用することで,建設分野のカーボンニュートラルへの貢献が期待される。このような再生細骨材の活用には,CO₂固定量や炭酸化で消費される物質を把握してメカニズムの解明が要求される。そこで,本研究では,炭酸化方法の一例として,CO₂濃度17%の環境下でマイクロナノバブル水を所定量噴霧して再生細骨材の乾湿繰返し養生を実施した。このような炭酸化養生を実施することで,再生細骨材のCO₂固定量が増加すること,再生細骨材の炭酸化の際に消費される物質にC-S-Hが含まれることを確認した。