[1259] ブルーインフラの構築に向けた低炭素型コンクリート藻場ブロックの適用
キーワード:ブルーインフラ、磯やけ、コンクリート藻場ブロック、低炭素、産業副産物
国土交通省が主導するブルーインフラ構築の試験適用として,ジオポリマーコンクリートおよびセメント使用量を極力抑えた低炭素型セメントコンクリートを用いて藻場ブロックを作製し,山形県酒田市酒田港の海中に設置した。また,フレッシュ性状や圧縮強度などの試験やCO₂排出量の試算を行った。藻場ブロックを普通ポルトランドセメントのみを用いたコンクリートで作製した場合,カーボンニュートラルの達成に約14年が必要だが,ここで用いた低炭素コンクリートブロックの場合には,約2~3年で達成可能であると試算された。すなわち,ブルーカーボン生態系の保全・再生・創出に大きく貢献できることが期待される。