Sustainability (environmental)

[1267] Study for quantification of carbon dioxide absorption on hardened cement paste with different hydration ratio

Runa Yahiro¹, Takeshi Iyoda¹, Yukiko Nishioka², Masarou Kojima² (1.芝浦工業大学 2.竹中工務店)

Keywords:炭酸化、高炉スラグ微粉末、水和、CO₂吸収

近年，脱炭素社会の実現に向けコンクリート分野においても，炭酸化反応を利用したCO₂の固定技術や，混和材の大量使用などの検討が行われている。そこでセメント硬化体のCO₂吸収量に与える材料や環境の影響を整理し，定量的に評価する必要があると考えられる。本研究では，セメントの水和の程度に着目し，高炉スラグ微粉末の置換率やブレーン値が異なる配合においてCO₂の単位吸収能および深さ方向へのCO₂吸収に与える影響を整理した。その結果，水和の増加により単位吸収能は増加することが分かった。一方，深さ方向を考慮するとCO₂の浸透領域が大きいほどにCO₂を吸収できる可能性が示唆された。