[1269] Simultaneous decomposition and fixation technology of N₂O and CO₂ using waste concrete
Keywords:N₂O、温室効果ガス、CO₂、下水汚泥焼却炉、スラッジ、廃コンクリート
下水汚泥焼却時の高温な排ガスにはN2O,CO2が含まれており,N2Oの温室効果はCO2の300倍である。廃コンクリートのCaOがN2O分解の触媒となることに着目し,セメント硬化体および実際の廃コンクリート粉砕品と,実際の排ガスを模擬した混合ガスを小型キルン内で反応させ,N2OおよびCO2の同時削減が可能か基礎的検討を行った。その結果,600℃環境下でスラッジを攪拌したとき,温室効果ガス削減率は最大80%(CO2換算)であった。このときのCO2固定量を簡易的に算定すると,試料1t あたり76.0 kg-CO2固定していた。