[1287] 多機能ファイバセンサを活用したセメントのpH計測に関する研究
キーワード:中性化、pH測定、光ファイバ、半導体、モニタリング
コンクリートは炭酸化反応によってpHが低下し内部鉄筋の腐食が起きやすい状態となる。したがってコンクリートのpHを正確に測定することは,維持管理上特に重要となる。本研究では,熱延伸技術を用いて作製される多機能光ファイバにpHセンシングが可能な半導体科学センサである LAPSを搭載したpHセンサにより,コンクリート内部の中性化モニタリング手法について検討した。実験結果から多機能ファイバセンサのフレッシュセメントペースト中での動作が確認された。また凝結過程にあるセメントペースト中でも動作することが確認された。