コンクリート工学年次大会2024(松山)

講演情報

第46回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 非破壊検査・診断(物性・耐久性)

非破壊検査・診断(物性・耐久性)2

2024年6月26日(水) 13:00 〜 15:00 第6会場 (多目的ルームB)

座長:古賀裕久(土木),兼松学(建築)

[1287] 多機能ファイバセンサを活用したセメントのpH計測に関する研究

谷口駿和1, 寺本篤史1, 西脇智哉2, 郭媛元2 (1.広島大学 2.東北大学)

キーワード:中性化、pH測定、光ファイバ、半導体、モニタリング

コンクリートは炭酸化反応によってpHが低下し内部鉄筋の腐食が起きやすい状態となる。したがってコンクリートのpHを正確に測定することは,維持管理上特に重要となる。本研究では,熱延伸技術を用いて作製される多機能光ファイバにpHセンシングが可能な半導体科学センサである LAPSを搭載したpHセンサにより,コンクリート内部の中性化モニタリング手法について検討した。実験結果から多機能ファイバセンサのフレッシュセメントペースト中での動作が確認された。また凝結過程にあるセメントペースト中でも動作することが確認された。