コンクリート工学年次大会2024(松山)

講演情報

第46回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 非破壊検査・診断(損傷・欠陥)

非破壊検査・診断(損傷・欠損)1

2024年6月27日(木) 09:00 〜 10:30 第6会場 (多目的ルームB)

座長:佐藤大輔(土木),サンジエイ ナレン ドラ パリーク(建築)

[1301] 到達時間差の最小残差平方和に基づく速度可変型AE源位置標定手法の提案と数値実験による検証

中村優1, 大野健太郎1, 上野敦1, 鎌田知久1 (1.東京都立大学)

キーワード:AE法、AE源位置標定、弾性波速度、到達時間差、残差平方和

アコースティック・エミッション(AE)法による位置標定解析により,コンクリートの破壊進展の把握が可能であるが,ひび割れ発生による弾性波速度の低下に起因したAE源位置標定精度の低下が指摘されている。本研究では,1つのAE源から複数のAEセンサへの弾性波速度を個別に設定する手法を提案し,数値実験にて従来法と比較することで提案法の妥当性を検討した。その結果,提案法の位置標定精度は解析条件に依存し,健全な状態では従来法の方が提案法より位置標定精度は高く,ひび割れ発生時では従来法よりも提案法の方が位置標定精度は高いことが明らかとなった。