[1321] Development of crack repairing material based on geopolymer technology
Keywords:ジオポリマー、ひび割れ補修材、高炉スラグ微粉末、石粉、徐冷スラグ
本研究では,ジオポリマー(GP)系コンクリートひび割れ補修材の開発を目指して,3タイプの高炉スラグ微粉末(BFS),高炉徐冷スラグ微粉末,2種類の石粉,銅スラグ微粉末の組合せと質量比,ケイ酸リチウム(Li)とKOH水溶液の体積比,KOHの濃度などがGPスラリーの可使時間,粘性および曲げ・圧縮・接着強度に及ぼす影響を考察した。結果として,熱処理されたBFSと徐冷スラグ粉末またはケイ酸質砕石粉をフィラーとし,Liと8〜10MのKOH体積比が0.8であれば,可使時間が100分を超え,J14ロートの流下時間が45秒以下であり,圧縮と接着強度がそれぞれ45MPaと4.0MPaを超える補修材を作製することが可能である。