[1354] Experimental study on the evaluation of characteristics and deterioration inhibition effects of concrete mixed with silicate-impregnated materials
Keywords:表面含浸材、施工法、スランプ、中性化、圧縮強度
筆者らは,けい酸塩系含浸材を用いたコンクリートの劣化抑制工法として,コンクリート練り混ぜ時に含浸材を混入させる混入法を提案した。ただし,含浸材の混入量がコンクリートの特性に与える影響は,十分に明らかになっていない。そこで,本研究では,混入させる含浸材量をパラメーターとして,スランプ試験,空気量試験,中性化促進試験および圧縮強度試験を行った。その結果,含浸材の量が多くなると中性化の進行が促進され,圧縮強度等の特性に大きな変化が生じた一方,混入量を8 kg/m³以下に留めれば,中性化が抑制され,かつ,コンクリートの諸特性にはほとんど影響しないことが確認できた。