コンクリート工学年次大会2024(松山)

講演情報

第46回コンクリート工学講演会

B. 構造・設計 » 構造設計・設計法/破壊力学

構造設計・設計法/破壊力学

2024年6月26日(水) 10:00 〜 12:00 第7会場 (大展示場C)

座長:土屋智史(土木),真田靖士(建築)

[2003] 耐浪性評価手法をRC造建築物群に適用するための諸条件の検討と試算例

川口楓汰1, 髙橋典之1 (1.東北大学)

キーワード:津波、RC造建築物、耐浪性評価、建築物群

南海トラフ地震の発生による大規模な津波被害が想定されるなか,津波避難ビルの重要性が認識されており,建築物の耐津波性能を評価する手法や設計法に関する研究が進められている。津波避難ビルに指定される建築物の耐浪性評価に関する研究は進められているが,特定の建物ではない一般建築物群に対する耐浪性の大まかな傾向をつかむことができれば,近年構造上の要件が厳格化された津波避難ビルの指定・選定における課題に対し,地域全体として多重化した防災対応に資する情報を提供することにつながるものと考えられる。そこで本論文では,耐浪性評価に関わる諸条件を分析し,一般建築物群の耐浪性評価を試みた。