[2005] Mixed Model Combining Buckling Formulation with Rebar Regularization for Simulating CB Failure Mode and Its Accuracy Verification
Keywords:圧縮破壊、座屈、降伏後エネルギー、正則化、有限要素骨組解析、積分点の支配長さ
近年,主として国外において主筋の降伏後エネルギーGfsに基づく破断・座屈構成則の開発が進む中,座屈モデルの見直しが指摘されている。この点に着目し,本論文では,鉄筋の座屈挙動に対して座屈開始点などをより詳細に記述できるDhakal & Maekawaのモデル化手法を採用し,また破断挙動に対して降伏後エネルギーGfsを積分点の支配長さで縮尺する正則化手法を組み合わせた新たな混合モデルを検証した。その結果,コンクリートの圧壊と主筋の座屈により応答が支配されるスレンダー壁に対して,提案手法により終局変位の平均予測精度を最大で11%改善できるとともに,寸法依存性を最大で35%軽減できることを明らかにした。