[2025] Damage Assessment of Shear-critical High Strength Concrete Beams
Keywords:最大経験部材角、残留部材角、せん断ひび割れ幅、フラクタル次元、せん断破壊先行型RC梁
梁のせん断スパン,引張鉄筋比,およびせん断補強筋比を実験変数に取り,計9体のせん断破壊先行型高強度鉄筋コンクリート(RC)梁に対して,片振り繰り返し載荷実験を行い,梁の残留部材角と梁の損傷指標である最大経験部材角,最大および残留せん断ひび割れ幅との関係を調べた結果,せん断破壊先行型高強度RC梁の最大経験部材角,最大および残留せん断ひび割れ幅のいずれも残留部材角と強い比例相関関係にあることが明らかになった。また,同梁の修復限界までの全ひび割れの分布状況を定量的に評価する指標として,フラクタル次元を導入し,梁の最大経験部材角とフラクタル次元の相関関係式を構築した。