[2028] FINITE ELEMENT ANALYSIS OF DENSELY-PLACED MULTIPLE ANCHORS SUBJECTED TO SHEAR FORCES
Keywords:有限要素法解析、あと施工アンカー、せん断性状、コンクリートひび割れ性状、アンカー筋降伏
本研究ではアンカー筋を対象としたせん断実験において,調べることが困難なコンクリート内部の損傷状況などを把握するため,有限要素法解析を行った。アンカー筋1本の解析結果は,実験結果と概ね良好に対応した。このモデルを複数本(密に配置した場合も含む)に拡張して解析した結果では,荷重-変形関係の初期剛性は解析結果の方が高めに評価されるものの,せん断変位4mmにて実験結果と概ね良好に対応した。さらに,埋込み深さ方向のアンカー筋降伏位置は1本と複数本の場合と同様であることや,コンクリートの軟化の傾向を解析により明らかにした。