[2034] Progress of deterioration and proposal for seismic retrofitting of the Building No.3 in Hashima
Keywords:鉄筋コンクリート、端島、構造部材、劣化度、構造性能残存率、 耐震補強
長崎市端島(通称,軍艦島)の鉄筋コンクリート造建築物は,経年による材料劣化が進行しており,維持・保全のために現状の構造安全性能の評価と保存方策や補強の選定が現実性のあるレベルで模索されている。そこで本研究では,端島3号棟を対象として,構造部材の劣化度進展と劣化に応じた構造性能評価を行い,評価に応じた耐震補強の提案し,補強後の構造性能を再度評価することでその有用性を示した。