[2035] Performance evaluation on Existing RC Shear Wall with New-opening Reinforced by Steel Tube
Keywords:既存耐震壁、あと施工開口、開口補強、鋼管補強、耐震壁実験、FEM解析
原子力発電所施設の既設耐震壁に新たな開口を設ける場合の補強法として,はつり範囲を従来補強より小さくする補強法の研究を実施している。その結果より補強効果が確認された孔あきリブ付き鋼管を用いた補強法を対象に,実際の応力状態を模擬した耐震壁実験とFEM解析による検討を行った。検討の結果,開口間隔を開口径の約4倍とした開口試験体の最大耐力は,小開口であれば補強の有無に係わらず無開口とほぼ同程度,大開口であれば開口補強を施すことで無補強に比べ耐力が1割程度上昇した。また,本補強法で想定している最大サイズの開口モデルでは,計算値に比べ解析値は大きく,裕度があることを確認した。