[2041] Proposal of Method for Evaluating Structural Performance Restoration of RC Buildings by Selective Repair of Damaged Members
Keywords:選択補修、性能回復、データベース、略算法
震害を受けた建物の補修のコスト削減や工期短縮を実現する補修計画として必要な部材だけ選択し補修(選択補修)する方法の検討を行う。本論文では選択補修時の建物性能の算出結果の精度向上とその算出方法の簡易化を目的とし,補修による構造性能回復データベースの拡張,また補修後の耐震性能の回復度の略算法の精度向上を行った。略算法の精度向上の為,補修後の建物の応答変形が小さい場合は剛性に関わる回復係数を,応答変形が大きい場合は耐力やエネルギー吸収量に関わる係数を複数組み合わせることで略算法による結果がより精算法の結果に近づくことが分かった。