コンクリート工学年次大会2024(松山)

講演情報

第46回コンクリート工学講演会

B. 構造・設計 » はり

はり1

2024年6月27日(木) 10:50 〜 12:15 第9会場 (アースホール)

座長:三木朋広(土木),吉岡智和(建築)

[2052] 端部に開孔を有する鉄筋コンクリート梁の耐震性状に関する研究

岩崎亮太1, 丸田誠1, 永井覚2, 三原竜生3 (1.静岡理工科大学 2.SKサービス 3.コーリョー建販)

キーワード:鉄筋コンクリート、有孔梁、端部開孔、開孔補強金物、靭性能、せん断余裕度

端部に開孔を有する梁の補強方法の合理化を目的に,これまでにフック法,ステッキ法などで開孔補強したD/4~D/3(D:梁せい)端部開孔実験を実施し,十分なせん断余裕度を確保すればD/4開孔梁部材において十分な曲げ靭性能を確保できること確認した。今回,既報よりせん断余裕度を下げ,複数開孔や短スパンを含むD/4開孔を有する計6体の端部開孔実験を実施した。短スパンを除く試験体で靭性能を確保できた。また,既往の研究を中心にデータを整理し,D/4,D/3開孔を有する試験体で,一部を除き,せん断余裕度が1.19以上,1.40以上あれば,限界変形角を40×10-3rad確保できることを確認した。