コンクリート工学年次大会2024(松山)

講演情報

第46回コンクリート工学講演会

B. 構造・設計 » はり

はり1

2024年6月27日(木) 10:50 〜 12:15 第9会場 (アースホール)

座長:三木朋広(土木),吉岡智和(建築)

[2054] 断面幅方向に分割した組合せ梁に関する実験的研究

土居晃基1, 高津比呂人1, 井戸硲勇樹1 (1.竹中工務店)

キーワード:カーボンニュートラル、組合せ梁、プレキャスト、曲げ耐力、変形成分

2050年のカーボンニュートラル社会を実現するため,コンクリート部材にCO₂を固定する技術の実用化開発に着手している。この技術を用いてPCa部材に効率的にCO₂を固定するためには部材の薄肉化,比表面積の増加が有効であり,PCa梁を断面幅方向へ分割し組合わせることで実現できる。この断面幅方向に分割した梁の構造性能を確認するために正負繰り返し載荷実験を実施した。断面幅方向に分割した試験体は,分割していないと仮定して計算した曲げ終局耐力計算値を上回っていることを確認した。また,断面幅方向に分割した試験体と分割していない試験体の初期剛性および曲げひび割れ発生後の剛性は同等であることを確認した。