コンクリート工学年次大会2024(松山)

講演情報

第46回コンクリート工学講演会

B. 構造・設計 » 骨組/柱はり接合部

骨組/柱はり接合部

2024年6月27日(木) 09:00 〜 10:30 第9会場 (アースホール)

座長:長谷俊彦(土木),田尻清太郎(建築)

[2057] L形RC柱梁接合部の変形や隣接部材の耐力に着目したハンチの設計に関する検討

鈴木瞭1, 中田裕喜1, 渡辺健1 (1.鉄道総合技術研究所)

キーワード:ラーメン高架橋、柱梁接合部、ハンチ、剛域、有限要素解析

本研究では,L形柱梁接合部の剛性や耐力,変形等に基づいて接合部の諸元を定めることを目的として,有限要素解析を行った。復旧性としてパネルゾーン内での軸方向鉄筋の降伏を限界状態とし,骨組解析においてパネルゾーンを剛域とみなせる指標をパネルゾーンのせん断変形角とした結果,ハンチの大きさは概ね外側軸方向鉄筋の強度と曲げ内半径に応じて定まり,ハンチの大きさと内側軸方向鉄筋の強度に応じてハンチ筋の本数や強度が定まることがわかった。また,ハンチの形状は曲げ内半径が小さい場合を除き,耐力に与える影響は小さいことがわかった。