Shear wall

[2067] Experimental study of RC multi-story shear wall frame test specimen with bending yielding at the second floor bottom

Taro Nishikawa¹, Tomohisa Mukai², Masanobu Sakashita³, Hideyuki Kinugasa¹ (1.東京理科大学 2.国土技術政策総合研究所 3. 建築研究所)

Keywords:連層耐震壁、2階曲げ降伏、枠梁、負担応力、反曲点高さ、ピロティ降伏

本研究では1階のみに開口を有するRC造連層耐震壁架構において，想定通りの崩壊形を実現するための架構の設計条件の確認を目的として，2階曲げ降伏型の2層RC造連層耐震壁架構試験体を対象とした正負交番繰返し載荷実験を実施した。実験は2階壁脚縦筋の降伏後に2階側柱脚部主筋が引張降伏し，設計時に想定した崩壊形を実現した。その後，2階壁脚縦筋の破断や2階側柱脚部主筋の座屈が生じ耐力低下が確認された。上記の崩壊形となった架構試験体の1階耐震壁の負担応力を算出し，終局強度に対する余裕度の算定を試みた。