[2069] Bending Deformation Performance of SC Piles under High Compressive Axial Force
Keywords:SC杭、中詰め補強、曲げ実験、変動軸力、マルチスプリングモデル、軸力比
軸力比-0.51(引張)~0.45(圧縮)の変動圧縮軸力下において,中詰めコンクリートの有無および鋼管厚を変数とした3体の曲げ実験を行い,各変数による変形性能の向上効果を確認した。また,マルチスプリングモデルを用いた数値解析により,実験を行った3試験体を含む計6体を対象とした再現解析を行った。その結果6試験体で最大曲げ耐力を誤差9 %以内,ピーク時部材角を誤差16 %以内で捉えることができた。うち4体についてはピーク後耐力が95 %まで低下した時点の部材角を誤差15 %以内で捉えることができ,軸力比0.30~0.45程度の圧縮軸力下におけるSC杭の曲げ挙動を高い精度で追跡することができた。