Precast Concrete (Structural aspect)Ⅱ

[2094] Construction error of concrete cover on full precast railway viaduct

MASAYUKI TABATA¹, Shinichi HORI¹, MITSUHIRO HOSOGUCHI¹, KEN WATANABE² (1.西日本旅客鉄道 2.鉄道総合技術研究所)

Keywords:プレキャスト部材、フルプレキャスト鉄道ラーメン高架橋、precast element、construction error of concrete cover、full precast railway viaduct、かぶりの施工誤差

本報告は，近年建設されたフルプレキャスト鉄道ラーメン高架橋を対象に，プレキャスト部材のかぶりの施工誤差について，既往の研究で示される場所打ちのかぶりの施工誤差と同様の分析を行った。その結果，プレキャスト部材の場合のかぶりの施工誤差は，機械式継手の有無や，製作時のかぶりの許容誤差に対する管理値といった工場の管理能力の影響を受けることが確認できた。また，設計時に見込むかぶりの施工誤差では，工場のかぶりに対する管理方法やその実績に応じて設計時のかぶりに考慮するかぶりの施工誤差を設定することが可能であることが推察された。