[2097] Numerical Simulation of Flexural Behavior of Steel-Tubed Reinforced Ultra-High-Strength Concrete Columns
Keywords:超高強度コンクリート、鋼管補強RC柱、3次元FEM解析
鋼管補強した超高強度コンクリート造柱の曲げせん断挙動について,FEM 解析を行い,コンクリートの応力状態について考察した。FEM 解析結果から,スタブからの拘束が弱まる,危険断面から 50mm~100mm程度の位置が最も軸ひずみが大きく変形集中領域となることが分かった。変形集中領域での柱断面における応力分布を見ると,圧縮縁のカバーコンクリートが鋼管による拘束を受けて大きな圧縮応力を負担し,断面解析とはやや異なる応力状態となった。部材変形角が大きくなると,変形集中領域ではコンクリートの圧縮合力の作用位置が引張縁側に移動しコンクリートのモーメント負担分が小さくなり,曲げ耐力が減少した。