コンクリート工学年次大会2024(松山)

講演情報

第46回コンクリート工学講演会

B. 構造・設計 » 柱/高強度コンクリート(構造)

柱/高強度コンクリート(構造)

2024年6月28日(金) 13:15 〜 15:00 第6会場 (多目的ルームB)

座長:小林薫(土木),松井智哉(建築)

[2097] 鋼管補強した超高強度鉄筋コンクリート造柱の曲げ挙動に関するFEM解析

濱田夏帆1, HUANG Xuechun1, 平田延明2, 河野進1 (1.東京工業大学 2.長谷工コーポレーション)

キーワード:超高強度コンクリート、鋼管補強RC柱、3次元FEM解析

鋼管補強した超高強度コンクリート造柱の曲げせん断挙動について,FEM 解析を行い,コンクリートの応力状態について考察した。FEM 解析結果から,スタブからの拘束が弱まる,危険断面から 50mm~100mm程度の位置が最も軸ひずみが大きく変形集中領域となることが分かった。変形集中領域での柱断面における応力分布を見ると,圧縮縁のカバーコンクリートが鋼管による拘束を受けて大きな圧縮応力を負担し,断面解析とはやや異なる応力状態となった。部材変形角が大きくなると,変形集中領域ではコンクリートの圧縮合力の作用位置が引張縁側に移動しコンクリートのモーメント負担分が小さくなり,曲げ耐力が減少した。