コンクリート工学年次大会2024(松山)

講演情報

第46回コンクリート工学講演会

B. 構造・設計 » 合成・混合構造/環境配慮型コンクリート(構造)

合成・混合構造3/環境配慮型コンクリート(構造)

2024年6月28日(金) 13:15 〜 15:00 第8会場 (スカイホール)

座長:山下亮(土木),北野敦則(建築)

[2113] 鉄筋コンクリート柱に接合される鉄骨梁端部をプレストレスト鉄筋コンクリートで巻いた混合構造梁構法の構造性能

金本清臣1, 山野辺宏治1 (1.清水建設)

キーワード:混合構造・梁、PRC・PC鋼材・緊張力、せん断耐力、hybrid structure・beam、prestressed reinforced concrete・tendon・tendon force、shear capacity

梁中央断面を鉄骨造とし,鉄筋コンクリート(以下,RCと略記)柱に接合される当該梁の端部をプレストレスト鉄筋コンクリート(以下,端部PRCと略記)で巻いた混合構造梁の構造性能を実験により確認した。試験体は実大の約1/2スケールで,端部PRC断面の形状寸法,主筋,PC鋼材(PC鋼棒)の配置,導入緊張力および付着の有無,せん断補強筋量を実験パラメータとした。実験の結果,本構法はPRC造の挙動を示すこと,PC鋼材の付着の有無が構造性能に与える影響は小さいことが分かった。また,実験結果に基づき本構法のせん断耐力評価式を提案し,その妥当性を確認した。