[2127] Bond stress distribution and anchorage performance in the plastic region of adhesive post-installed anchors
Keywords:接着系あと施工アンカー、直線定着、ひずみ度分布、付着応力度分布、露出柱脚
要旨:本論文は,接着系あと施工アンカーの塑性域における付着応力度分布が鉄筋コンクリート部材への定着性能に及ぼす影響を調べたものである。実験は埋込み長さ40da程度の長尺あと施工アンカーの全塑性域での伸び能力を確保するために付着応力度分布を付着強度の異なる無機系接着剤を層状に固着し制御するための引抜き実験(シリーズA)と鉄骨造露出柱脚のアンカーボルトへの適用性を調べる実験(シリーズB)である。結果として,接着系あと施工アンカーの付着応力度分布を制御する手法の可能性を示し,一例として鉄骨造露出柱脚へ適用できることを確認し,使用にあたっての留意事項を示した。