コンクリート工学年次大会2024(松山)

講演情報

第46回コンクリート工学講演会

B. 構造・設計 » 疲労・衝撃

疲労・衝撃3

2024年6月28日(金) 13:15 〜 15:00 第7会場 (大展示場C)

座長:別府万寿博(土木),西村康志郎(建築)

[2149] 漸増繰り返し衝撃荷重を受ける緩衝ゴムを設置したシート剥離で終局に至るAFRPシート接着曲げ補強RC梁の耐衝撃挙動

永井泰圭1, 瓦井智貴1, 小室雅人1, 岸徳光1 (1.室蘭工業大学)

キーワード:RC梁、AFRPシート、漸増繰り返し衝撃荷重載荷、緩衝ゴム

本論文では,載荷点部の局所的な損傷を抑制するために緩衝ゴムを設置したアラミド繊維製 FRP (AFRP) シートを用いて下面接着曲げ補強を施した RC 梁を対象に,漸増繰り返し衝撃荷重載荷実験を実施した。ここでは,重錘を直撃させた場合にシート剥離で終局に至る梁を対象に検討を行った。その結果,1) 緩衝ゴムを設置することによって最大衝撃力を大幅に低減可能であり,衝撃荷重が分散化し,斜めひび割れ発生の傾向が抑制されること,2) 一方で,力積は緩衝ゴムの設置の有無によって大きな差異がないこと,3) それによって漸増繰り返し載荷時には緩衝ゴム設置の有無によらずシート剥離で終局に至ること,などが明らかとなった。