Assessment of Existing and Deteriorated Structure

[2156] Analytical study on durability evaluation of covered concrete with corrosion cracks between reinforcing bars

Renma KONDO¹, Satoru MUNEMOTO¹, Mai WAKAHARA¹, Moriaki SUZUKI¹ (1.愛知工業大学)

Keywords:鉄筋腐食、ひび割れ進展、かぶりコンクリート、FEM、耐久性評価

本研究ではかぶりコンクリートの耐久性評価に関する基礎的な検討として，鉄筋間隔とかぶり厚さが鉄筋腐食に伴うひび割れ進展挙動および鉄筋間の付着強度に及ぼす影響について実験と解析の両面から検討した。その結果，異方性損傷モデルを用いたFEMからかぶり厚に対する鉄筋間隔の比率が小さいほど内部ひび割れが先行するひび割れ進展挙動が得られた。さらに，ひび割れ進展と付着強度に関する解析では内部ひび割れ先行型における鉄筋間の付着面積を精度良く評価できることを確認し，鉄筋間隔やかぶり厚さ，腐食率に関する情報と鉄筋間の付着面積減少率の関連性について定式化した。