[1181] 電気炉酸化スラグ細骨材を用いた高強度コンクリートの基礎物性
キーワード:高強度コンクリート、電気炉酸化スラグ細骨材、Lフロー、自己収縮、力学物性、耐火性
製造方法の異なる2種類の電気炉酸化スラグ細骨材(ES,ESW)をそれぞれ用いた高強度コンクリートについて,フレッシュ性状や力学物性等の基礎物性を取得し,細骨材がそれぞれの物性に与える影響を検討した。一般に使用される細骨材(NS)と比較すると,急冷で製造される球状のESW を使用することでコンクリートの粘性が低減できることを確認した。圧縮強度とヤング係数については,徐冷で製造されるES を使用することで10~20%程度大きくなった。また,ES またはESWを用いたコンクリートの自己収縮ひずみと高温加熱後の圧縮強度は,NS を使用したコンクリートと同程度であることを確認した。