コンクリート工学年次大会2025(盛岡)

講演情報

第47回コンクリート工学講演会

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高強度コンクリート(材料)/マスコンクリート

2025年7月17日(木) 09:00 〜 10:30 第4会場 (アイーナ8階 811)

座長:小山智幸(建築),溝渕利明(土木)

[1181] 電気炉酸化スラグ細骨材を用いた高強度コンクリートの基礎物性

加藤優志1, 渡邉悟士1, 山本佳城1, 西脇智哉2 (1.大成建設 2.東北大学)

キーワード:高強度コンクリート、電気炉酸化スラグ細骨材、Lフロー、自己収縮、力学物性、耐火性

製造方法の異なる2種類の電気炉酸化スラグ細骨材(ES,ESW)をそれぞれ用いた高強度コンクリートについて,フレッシュ性状や力学物性等の基礎物性を取得し,細骨材がそれぞれの物性に与える影響を検討した。一般に使用される細骨材(NS)と比較すると,急冷で製造される球状のESW を使用することでコンクリートの粘性が低減できることを確認した。圧縮強度とヤング係数については,徐冷で製造されるES を使用することで10~20%程度大きくなった。また,ES またはESWを用いたコンクリートの自己収縮ひずみと高温加熱後の圧縮強度は,NS を使用したコンクリートと同程度であることを確認した。