コンクリート工学年次大会2025(盛岡)

講演情報

第47回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 収縮・クリープ/物性一般

収縮・クリープ2/物性一般1

2025年7月17日(木) 10:50 〜 12:20 第6会場 (アイーナ8階 802)

座長:清原千鶴(建築),兵頭彦次(土木)

[1298] 石膏転化プロセスにより製造した人工炭酸カルシウムをセメントの少量混合成分に用いたコンクリートの強度・収縮特性

齋藤尚1, 本田和也1, 國米敦1, 安本礼持1 (1.住友大阪セメント)

キーワード:人工炭酸カルシウム、廃石膏ボード、少量混合成分、圧縮強度、乾燥収縮、自己収縮

本研究では,廃石膏ボード粉と炭酸ナトリウムの化学反応により製造した人工炭酸カルシウム(ACC)をセメントの少量混合成分に用いたコンクリートの性状を把握することを目的に,W/C=27%~55%のコンクリートを対象に,少量混合成分にACCまたは石灰石微粉末(LSP)を用いた場合の強度特性,収縮特性を検討した。その結果,圧縮強度はACCとLSPで同等の強度発現性を示し,簡易断熱養生による構造体強度補正値も同等であることが確認された。また,乾燥収縮ひずみ,自己収縮ひずみについても,ACCとLSPで同等の性状であることが確認された。