[1339] Effect of variations in chloride ion penetration depth in unsteady electrophoresis tests on variations in the design value of structural cover
Keywords:塩化物イオン、拡散係数、非定常電気泳動試験、硝酸銀溶液噴霧法
非定常電気泳動試験において測定される塩化物イオン浸透深さには数mm程度の変動が生じる可能性がある。この変動が同試験の結果となる非定常拡散係数をどの程度変動させ,最終的に構造物のかぶりの設計値をどの程度変動させるのかを数値シミュレーションにより検討した。その結果,塩化物イオン浸透深さが変動することで非定常拡散係数も変動するものの,その変動幅は鋼材位置での塩化物イオン濃度の設計値を算出する段階で縮小することがわかった。また,その縮小傾向は配合や部材のひび割れの影響などにより設計拡散係数が大きくなる場合ほど顕著となることがわかった。