[2036] Study on Shear Behavior of Prestressed Concrete Column Post-tensioned by Unbonded Tendons with Finite Element Analysis
Keywords:アンボンドPCaPC柱、有限要素解析、せん断破壊、トラス・アーチ理論、圧縮ストラット
本研究では筆者らが過去に提案したアンボンドPCaPC柱のせん断終局耐力評価式(提案式)の妥当性および適用範囲の検証を目的として,有限要素解析を用いてパラメトリックスタディを行った。結果として,せん断破壊時には圧縮ストラット端部のコンクリートの最小主応力が圧縮強度に到達していることが明らかとなった。従って,軸圧縮力比が0.5以上の場合にはスタブの拘束の影響によって提案式の評価精度が低下した。また,部材中央では圧縮ストラットは拡大しており,せん断スパン比が1.0程度の場合には提案式における仮定と実際の圧縮ストラットの形状が乖離し,提案式の評価精度が低下した。