日本女性骨盤底医学会 第25回学術集会

Presentation information

事務局企画

その他

基幹学会と女性骨盤底医学

Sat. Aug 5, 2023 11:00 AM - 11:50 AM Conference Room 1 (Japan Education Center Level 8)

座長:市川 雅男、巴 ひかる

11:20 AM - 11:40 AM

[1B2S] 産婦人科専攻医のための研修カリキュラムにおける骨盤臓器脱診療の位置づけ

○平池 修1、泉 玄太郎1、原田 美由紀1、大須賀 穣1 (1. 東京大学医学部附属病院 女性診療科・産科)

Keywords:骨盤臓器脱、日本産科婦人科学会、専攻医研修カリキュラム

質疑・コメントを表示する
photo/I000006_1.jpg
1995年 東京大学卒業

2015年〜東京大学大学院 医学系研究科 産婦人科学講座准教授

資格
医師
日本産科婦人科学会専門医・指導医
日本産科婦人科内視鏡学会認定 技術認定医(腹腔鏡・子宮鏡)
日本内視鏡外科学会認定 技術認定医(腹腔鏡)
日本女性医学会学会認定ヘルスケア専門医・指導医
日本生殖医学会生殖医療専門医・指導医
日本内分泌学会代謝・内分泌(産婦人科)専門医・指導医
産婦人科の統括団体である日本産科婦人科学会においては産婦人科専攻医のための研修カリキュラムが設けてあり、骨盤臓器脱POPに関する事項は「女性のヘルスケア領域」に分類される。POPの診療必須習得目標として、子宮脱・子宮下垂・腟脱(尿道過可動・膀胱瘤・直腸瘤・小腸瘤)に関し複数例の症例で経験したことがあり、それらに関して説明、診断、あるいは実施することができる 、経験した技能として必須のものは、子宮脱・子宮下垂の保存療法(腟内ペッサリー)、子宮脱・子宮下垂のいずれかの手術療法(腟式単純子宮全摘出術および上部腟管固定術・前腟壁形成術・後腟壁形成術、あるいは仙骨腟固定術)とされている。
達成目標は「骨盤臓器脱の診断と適切な治療法について説明できる」とされているが、具体的な経験件数などの数値目標はないが、今後POP診療の位置づけを考える上で、日本産科婦人科学会における取り扱いをみることで、今後診療の幅がどこまで広がるかが推測できると思われる。