2020年度統計関連学会連合大会

セッション情報

チュートリアルセッション

[0APM1] チュートリアルセッション

2020年9月8日(火) 13:00 〜 16:00 A会場 (国際会議場 3F メインホール)

オーガナイザー:藤野 友和(福岡女子大) 座長:藤野 友和(福岡女子大)

テーマ: 機械学習の数理 100 問 - 統計学の使い方より,本質を見抜く力 -
オーガナイザー: 藤野友和(福岡女子大学)
講演者: 鈴木 譲(大阪大学)
概 要: データサイエンスや機械学習の業界で,知識や経験というよりは,「ロジック」が本質的に重要であると考えている人は多い。情報の真偽を吟味する,人が見えない本質やチャンスを見る,自由な発想などがそこから生じるものであると。そのような思いから,大学の過去数年の講義録と演習問題をベースに,機械学習を題材に,数学とプログラミングによって脳裏に「ロジック」を構築するような書籍(機械学習の数理 100問シリーズ 11 冊,英語版は 10 冊)を執筆することになった。すでに 2 冊が出版され,SNS の評判や口コミで多くの方にその存在が知れ渡り,現在は大学や職場で輪講として多く読まれている。講演の最初の 30 分と最後の 15 分は,機械学習の数理 100 問シリーズのねらいと全容について述べる。講演の大部分(約 2 時間)は,2020 年 8 月に刊行されるシリーズ3,4 冊目に相当する「スパース推定の機械学習への応用」のエッセンスを,数式をなるべく用いずに,例を中心で述べていく。線形回帰,一般化線形回帰,グループLasso,行列分解,主成分分析,グラフィカル Lasso について,専門家からすれば当たり前の内容ではあるが,参加者の誰にとっても,新しさが含まれるものとしたい。

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