石坂産業は、建設解体工事で発生する建設廃棄物の中間処理により、資源循環型社会の実現を目指しています。

建設解体工事や災害現場から発生した廃棄物混じり土は、従来は発生現場で選別した分別土を安定処理し改良していました。当社では、複数の建設解体現場から発生した廃棄物混じり土を集め、再資源化プラントで分別土を取り出し、改良土プラントで造粒・固化し、砂質土と同等の性能を有する再生盛土材「NS-10」を製造しています。NS-10は道路盛土（路体・路床）等の盛土工や擁壁背面、埋設管周囲の埋め戻し工に用いることができます。本技術の活用により、解体工事現場で発生した混じり土を工事現場にリサイクル材として戻す資源の循環を創ることができます。また、再生盛土材の品質の安定と向上が期待できるほか、最終処分場への廃棄処分量の削減により山・川砂採掘の抑制と最終処分場の延命化が図れます。

今回は、以下の展示を予定しています。

・再資源化プラントの選別技術
・改良土プラントの造粒・固化技術
・廃棄物混じり土に添加する不溶化剤