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[Booth7] パナソニック株式会社
手軽に内臓脂肪面積を測定する「内臓脂肪計」
-ベルト型の腹部生体インピーダンス法で生活習慣病予防健診に活用―
【概要】内臓脂肪はCMや特定健診などで注目されていますが、自分の内臓脂肪の蓄積量を知っている方はあまりいません。
それは、内臓脂肪の測定自体がたいそうと思われているのも一因です。
今回ご紹介する「内臓脂肪計」は、立位でお腹を出し、ベルトを巻いて6秒で手軽に内臓脂肪面積まで測定できます。
受診者様に負担なく、内臓脂肪蓄積面積をご提示できる装置です。
詳しくは、ホームページ<「パナソニック内臓脂肪計」>にアクセスを! <無料体験デモ>も承っています。
1. はじめに
内臓脂肪の蓄積の危険性は、飲食物などのCMで受診者様によく知られており、また、保険者様は、特定健診・保健指導の実施率・効果などでのインセンティブ対策が急がれている。内臓脂肪に関するニーズはあり、予防指標として重要であるが、多くの受診者は自分の内臓脂肪面積を知る機会がない。それは、CT法の測定が、被曝への心配やコストがかかること、面倒であることなどがあり、また、腹囲では、直接内臓脂肪を測っていないことなどが要因の1つと考えられる。
なお、体組成計では、内臓脂肪面積の測定結果はできなく、レベルでの表示となっている。今回、自分の内臓脂肪面積を知るために簡便に測定できる装置「内臓脂肪計」を紹介する。
内臓脂肪計 ホームページ : https://b-healthy.jp.eww.panasonic.com/
「パナソニック内臓脂肪計」でアクセス
お問い合わせは : <こちらまで>
2. 内臓脂肪計の特長
「内臓脂肪計」は、手軽に内臓脂肪面積と腹囲が測定できる測定機器だ。
特長は以下のとおり
① 立位で腹部を出し、専用ベルトを装着。装着後、ボタンを押して6秒で内臓脂肪面積を測定
② X線CTによる内臓脂肪面積との相関が0.8以上と高く、医療機器として承認
③インピーダンス法による非侵襲的検査のため、被検者にで、負担をかけない
④ 腹囲も測定でき、データをPCに出力可能
⑤ 内臓脂肪面積を測定し、客観的数字で受診者に提示できるので、血液検査結果と関連づけて説明することで生活習慣病予防を促すことができる
なお、多くの被検者は、脱衣から着衣まで2~5分程度で終了する。
3.内臓脂肪計の原理
「内臓脂肪計」は、「腹部生体インピーダンス法」(腹部BIA法)を応用し、その原理は国立大学法人大阪大学と花王株式会社によって開発されたものである。
の測定原理を以下のとおりである。
① 脂肪は、電流を通しにくいため電気抵抗になり、電圧低下を起こす。血液、筋肉は、電気を通しやすく導体とみなされる。
② 右のおり臍部と背部の電極間に交流微電流を流すと、腹腔内部に発生する電位は、側腹部に導出される。つまり、内臓脂肪が多いと、側腹部での電圧が大きくなる。
③ 臍や背中の皮下脂肪で発生した電位は、側腹部に出現せず、側腹部の皮下脂肪への電流は、電流が人体をほぼ最短に流れる特長があるため、ほとんど流れない。すなわち、皮下脂肪には、ほとんど影響されない。
④ 腹腔内抵抗値は、主要体積を占める内臓脂肪の抵抗からほぼ構成される。この腹腔内抵抗値と腹囲から内臓脂肪面積を算出している。
パナソニックでは、これを応用して装置を開発した。臨床試験の結果、CTによる内臓脂肪面積との相関が0.8以上と高く、「内臓脂肪面積による2次スクリーニング用」の医療機器として承認されている。
なお、市販されている体組成計も生体インピーダンス法を利用しているが、以下のとおり内蔵脂肪を直接ターゲットにしてない。
① 両足間または両腕間の電気インピーダンスを測定
② このインピーダンス値と身長、体重、性別等のデータから内臓脂肪レベルを推定
上記測定方法により、「内臓脂肪レベル」を表示している
4.健康管理センターでの活用
(1) 人間ドック標準コース内で内臓脂肪計を採用した施設
⑤ 採用理由
内臓脂肪量の結果から生活習慣病予防につなげている。内臓脂肪計は、小型かつ比較的安価で、受診者に脱衣などの負担をかけずに測定でき、精度についてもCT法との相関が高く、測定時に省スペースである点も大きなメリットで健診施設での活用に適していると考え導入した。なお、内臓脂肪計の導入費用が高額でないため、従来の標準コースから価格変更せず、他施設との差別化につなげている。
⑥ 利用方法・効果
現在、毎日120人の受診者を内臓脂肪計2台で、心電図のベッドサイドで測定している。1日人間ドックの最後に検査結果に基づき生活・栄養相談を行っている。その時に「内臓脂肪面積の数値を伝えることにより受診者の関心が高まり、血液検査の結果と関連づけることで生活習慣病発症リスクを説明できる。結果、アルコールの摂取量や運動習慣などについて確認でき、具体的に踏み込んだ保健指導ができる。また、受診者自身も生活習慣に対する自覚を高める効果もある。」とのこと。毎年、内臓脂肪量の測定を期待している人がたくさん受診されている。
(2) 特定保健指導に内臓脂肪計を活用している施設
① 採用理由
自治体が民間へ特定保健指導を委託できるようになったことから、健診後の保健指導に力を入れるようになった。特定保健指導は、健診当日に行うことを基本に、保健師で対応している。以前、内臓脂肪の測定はCTを使用していたが、被曝などのリスクから場所をとらず操作も簡単で、価格も超音波測定器に比べてずいぶん安かったので導入を決めた。
② 利用方法・効果
内臓脂肪計を保健指導で導入したことにより「内臓脂肪の度合いが数値ででることで、食習慣の見直しや運動について、どのようにすればよいのかアドバイスしやすくなった。また、保健指導当日と後日健診の両方で計測することで数値の比較ができ、多くに受診者で数値がさがっている。内臓脂肪の測定を期待して来る方もいる」とのこと。数値で結果がわかるため、指導対象者の気づきを促し、行動変容につなげやすくなっているようだ。
(3)その他
人間ドックのオプションとして内臓脂肪計を採用している施設も多くある。
5.その他の活用
(1)イベントなど
糖尿病ディや糖尿病教室、病院祭など
レンタルでイベントに使用が増えてきている。イベントでは7時間で200名を1台で測定した実績もある。
レンタルでの利用が多い
(2)糖尿病内科
糖尿病内科クリニックでは、2型糖尿病や脂質異常症など内臓脂肪蓄積が原因と疑われる患者を中心に内臓脂肪の測定をしている。健康保険適応外となるが、保険外併用療養費として費用を徴収している。内臓脂肪量が生活習慣病につながっていることを患者に理解していただくとともに食事・運動療法の効果判定のマーカーとして活用でき、治療経過も追跡することが可能になった。
-ベルト型の腹部生体インピーダンス法で生活習慣病予防健診に活用―
【概要】内臓脂肪はCMや特定健診などで注目されていますが、自分の内臓脂肪の蓄積量を知っている方はあまりいません。
それは、内臓脂肪の測定自体がたいそうと思われているのも一因です。
今回ご紹介する「内臓脂肪計」は、立位でお腹を出し、ベルトを巻いて6秒で手軽に内臓脂肪面積まで測定できます。
受診者様に負担なく、内臓脂肪蓄積面積をご提示できる装置です。
詳しくは、ホームページ<「パナソニック内臓脂肪計」>にアクセスを! <無料体験デモ>も承っています。
1. はじめに
内臓脂肪の蓄積の危険性は、飲食物などのCMで受診者様によく知られており、また、保険者様は、特定健診・保健指導の実施率・効果などでのインセンティブ対策が急がれている。内臓脂肪に関するニーズはあり、予防指標として重要であるが、多くの受診者は自分の内臓脂肪面積を知る機会がない。それは、CT法の測定が、被曝への心配やコストがかかること、面倒であることなどがあり、また、腹囲では、直接内臓脂肪を測っていないことなどが要因の1つと考えられる。
なお、体組成計では、内臓脂肪面積の測定結果はできなく、レベルでの表示となっている。今回、自分の内臓脂肪面積を知るために簡便に測定できる装置「内臓脂肪計」を紹介する。
内臓脂肪計 ホームページ : https://b-healthy.jp.eww.panasonic.com/
「パナソニック内臓脂肪計」でアクセス
お問い合わせは : <こちらまで>
2. 内臓脂肪計の特長
「内臓脂肪計」は、手軽に内臓脂肪面積と腹囲が測定できる測定機器だ。
特長は以下のとおり
① 立位で腹部を出し、専用ベルトを装着。装着後、ボタンを押して6秒で内臓脂肪面積を測定
② X線CTによる内臓脂肪面積との相関が0.8以上と高く、医療機器として承認
③インピーダンス法による非侵襲的検査のため、被検者にで、負担をかけない
④ 腹囲も測定でき、データをPCに出力可能
⑤ 内臓脂肪面積を測定し、客観的数字で受診者に提示できるので、血液検査結果と関連づけて説明することで生活習慣病予防を促すことができる
なお、多くの被検者は、脱衣から着衣まで2~5分程度で終了する。
3.内臓脂肪計の原理
「内臓脂肪計」は、「腹部生体インピーダンス法」(腹部BIA法)を応用し、その原理は国立大学法人大阪大学と花王株式会社によって開発されたものである。
の測定原理を以下のとおりである。
① 脂肪は、電流を通しにくいため電気抵抗になり、電圧低下を起こす。血液、筋肉は、電気を通しやすく導体とみなされる。
② 右のおり臍部と背部の電極間に交流微電流を流すと、腹腔内部に発生する電位は、側腹部に導出される。つまり、内臓脂肪が多いと、側腹部での電圧が大きくなる。
③ 臍や背中の皮下脂肪で発生した電位は、側腹部に出現せず、側腹部の皮下脂肪への電流は、電流が人体をほぼ最短に流れる特長があるため、ほとんど流れない。すなわち、皮下脂肪には、ほとんど影響されない。
④ 腹腔内抵抗値は、主要体積を占める内臓脂肪の抵抗からほぼ構成される。この腹腔内抵抗値と腹囲から内臓脂肪面積を算出している。
パナソニックでは、これを応用して装置を開発した。臨床試験の結果、CTによる内臓脂肪面積との相関が0.8以上と高く、「内臓脂肪面積による2次スクリーニング用」の医療機器として承認されている。
なお、市販されている体組成計も生体インピーダンス法を利用しているが、以下のとおり内蔵脂肪を直接ターゲットにしてない。
① 両足間または両腕間の電気インピーダンスを測定
② このインピーダンス値と身長、体重、性別等のデータから内臓脂肪レベルを推定
上記測定方法により、「内臓脂肪レベル」を表示している
4.健康管理センターでの活用
(1) 人間ドック標準コース内で内臓脂肪計を採用した施設
⑤ 採用理由
内臓脂肪量の結果から生活習慣病予防につなげている。内臓脂肪計は、小型かつ比較的安価で、受診者に脱衣などの負担をかけずに測定でき、精度についてもCT法との相関が高く、測定時に省スペースである点も大きなメリットで健診施設での活用に適していると考え導入した。なお、内臓脂肪計の導入費用が高額でないため、従来の標準コースから価格変更せず、他施設との差別化につなげている。
⑥ 利用方法・効果
現在、毎日120人の受診者を内臓脂肪計2台で、心電図のベッドサイドで測定している。1日人間ドックの最後に検査結果に基づき生活・栄養相談を行っている。その時に「内臓脂肪面積の数値を伝えることにより受診者の関心が高まり、血液検査の結果と関連づけることで生活習慣病発症リスクを説明できる。結果、アルコールの摂取量や運動習慣などについて確認でき、具体的に踏み込んだ保健指導ができる。また、受診者自身も生活習慣に対する自覚を高める効果もある。」とのこと。毎年、内臓脂肪量の測定を期待している人がたくさん受診されている。
(2) 特定保健指導に内臓脂肪計を活用している施設
① 採用理由
自治体が民間へ特定保健指導を委託できるようになったことから、健診後の保健指導に力を入れるようになった。特定保健指導は、健診当日に行うことを基本に、保健師で対応している。以前、内臓脂肪の測定はCTを使用していたが、被曝などのリスクから場所をとらず操作も簡単で、価格も超音波測定器に比べてずいぶん安かったので導入を決めた。
② 利用方法・効果
内臓脂肪計を保健指導で導入したことにより「内臓脂肪の度合いが数値ででることで、食習慣の見直しや運動について、どのようにすればよいのかアドバイスしやすくなった。また、保健指導当日と後日健診の両方で計測することで数値の比較ができ、多くに受診者で数値がさがっている。内臓脂肪の測定を期待して来る方もいる」とのこと。数値で結果がわかるため、指導対象者の気づきを促し、行動変容につなげやすくなっているようだ。
(3)その他
人間ドックのオプションとして内臓脂肪計を採用している施設も多くある。
5.その他の活用
(1)イベントなど
糖尿病ディや糖尿病教室、病院祭など
レンタルでイベントに使用が増えてきている。イベントでは7時間で200名を1台で測定した実績もある。
レンタルでの利用が多い
(2)糖尿病内科
糖尿病内科クリニックでは、2型糖尿病や脂質異常症など内臓脂肪蓄積が原因と疑われる患者を中心に内臓脂肪の測定をしている。健康保険適応外となるが、保険外併用療養費として費用を徴収している。内臓脂肪量が生活習慣病につながっていることを患者に理解していただくとともに食事・運動療法の効果判定のマーカーとして活用でき、治療経過も追跡することが可能になった。
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