日本金属学会2021年秋期(第169回)講演大会

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[4] Shinkouseiki Co., Ltd.

Shinkouseiki Co., Ltd.

1. 全自動シリアルセクショニング3D顕微鏡『Genus_3D』
  • EBSDに対応した試料研磨 エッチング 組織撮影を全自動で行える装置です。
    ナノレベルで安定した、深さ方向の等間隔研磨像が全自動で得られますので、組織、クラック、介在物、ボイド等の高解像度の3次元像が得られます。
    電解エッチングが全自動で行え、チタン、アルミ、ニッケル、ステンレス等の3次元組織観察も可能です。
    設定条件ライブラリーにより、動作設定、消耗品の自動選定で誰にでも良好な研磨が行えます。
    研磨用品は完全独自開発で、良好で安定した研磨が可能となりました。
    リモート機能で確認と設定操作が出来ますので、現場に行かずに研磨を行う事が可能となります。
    世界10ヵ国特許取得済みです。

近年は、種々の観察手法や画像解析技術の飛躍的な向上により、様々な素材に内在する構成組織を三次元的に観察できるようになりました。三次元組織観察は二次元組織観察では予測できないような複雑な組織特徴を明らかにする為に用いられています。また、全自動シリアルセクショニング3D顕微鏡『Genus_3D』と材料情報統合システム『MIPHA』により自動化が行われ、解析手法としての重要度が増してきています。
これまでの二次元組織像観察では、研究対象の試料の研磨面の観察撮影を行った二次元像から結晶粒径や複数の相の体積率に関する情報を、計量形態学を用いて求めることが行われています。しかし、均一粒分布、均一空間分布である事を前提として構築された定量金属組織学では、実際の複雑な組織の特徴値を求めるには限界があります。体積率なども二次元像の面積から疑似的に求めることができますが、同一試料の繰り返し研磨を行って画像を取得するとばらつきが大きく、実際の体積とは異なる事も多くなります。更に、曲率や連結性なども組織形態機構や特性発現機構を考えるうえで重要ですが、これらの情報は二次元観察から求めることができません。一方、三次元観察では、くびれや穴などの複雑な組織形態を直接観察できることに加えて、信頼性のある体積率、曲率、連結性、方向性などの組織特徴値を求めることができることから、加速度的に三次元解析が広がりつつあります。

三次元解析を行うにあたって、『Genus_3D』は最も実用的な視野範囲と解像度を実現する事が可能です。
また、スタンドアロン型解析ソフトウェアである、材料情報統合システム『MIPHA』を利用することにより、重要な二次元/三次元組織特徴量を画像からAIを利用して自動抽出し、三次元特性解析、三次元特性推定、更には逆解析までも誰にでも容易に、更に非常に短時間で行えます。

 
2.材料情報統合システム『MIPHA』『shinyMIPHA』
『MIPHA』は、機械学習をあらゆる側面で積極的に取り入れて効率的に組織の定量評価、組織→特性の順解析、特性→理想組織の逆解析を行うための総合解析パッケージです。クラウド型材料情報統合システム『shinyMIPHA』と合わせて使うことにより一層高度な解析が可能です。

『Genus_3D』紹介動画 :
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『Genus_3D専用オプション電解機能』カタログ
『MIPHAカタログ』
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    大阪営業所 所長 池内淳
    ikeuchi[at]shinkouseiki.co.jp
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