第55回(2024年度)日本看護学会学術集会

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一般公募企画

一般公募企画③ 特定行為研修修了者と看護管理者のWin-Winコラボレーション~セルフエフィカシー・自律・コミュニケーションスキルの重要性~

Sat. Sep 28, 2024 9:00 AM - 10:00 AM 第5会場 (大会議室A3)

座長:松永 智香

企画代表者:松永 智香
講師:福原 圭奈子・吉永 冨美 

2015年10月から施行された特定行為に係る研修制度はスタート時に難渋を示したが、働き方改革や診療報酬によって加速が進み、2023年3月時点で特定行為研修修了者は6875名となっている。しかしながら、厚生労働省の調査によると、3割以上の修了者が特定行為を実践できておらず、その最も多い理由としては「就業先で修了者が活動できるような体制がない」との報告がある。特定行為研修修了者が特定行為を実践するためになすべきことは何だろうか?看護管理者が組織における多様なコンフリクトに対しどのような対策を講じたら、双方の関係がWin-Winになるのだろうか?本交流集会では、「セルフエフィカシー」「自律」「コミュニケーションスキル」をキーワードとし、医師が不足している二次医療圏の中小規模病院(人口46,000人弱の自治体にある200床未満の医師不足が重要課題となっている基幹病院)と医師数が充実している病院(人口326,000人余りの自治体にある500床以上の基幹病院)での特定行為研修修了者と看護管理者の実践と課題について報告し、参加者らと建設的ディスカッションをしたいと考える。