第55回(2024年度)日本看護学会学術集会

セッション情報

ランチョンセミナー

ランチョンセミナー3 輸液・シリンジポンプのDX化が現場にもたらす効果
~ポンプとナースコールを連携させることにより生じる価値~

2024年9月27日(金) 12:45 〜 13:45 第4会場 (大会議室A2)

座長:告吉 ゆかり

講師:柿沼 浩・栗山 一葉
共催:ニプロ株式会社

少子高齢化による働き手不足や医師の働き方改革などによる各職種のタスクシフトの影響から、看護業務の効率化が今後ますます重要となる。その中で看護師のタスクを機器やシステムにシフトしていく、デジタルタスクシフトを検討することがこれからの時代に求められることである。院内で数多く利用される機器として、輸液・シリンジポンプが挙げられる。輸液・シリンジポンプではアラーム対応について、課題があり、課題解決と同時に効率化できる余地があると考える。その一例として、「個室病床で使用される医療機器の警報を把握することが困難」「ナースステーションから離れた部屋では警報音が聞こえない」「ポンプ本体を見なければ警報内容を確認できない」が挙げられる。また、実際に多くの看護師が、ポンプ警報に気が付かず患者さんに直接指摘された経験がある。今回、輸液ポンプの無線技術を用いることで警報対応を効率化し、上述の課題を解消することができたのか、そして看護業務の効率化にどのような影響を与えることができたかを紹介する。